「か」行
加圧トレーニング
手足の付け根部分に特殊なベルトを巻き、筋肉に圧力を加えた状態で行うトレーニングのこと。血液の循環が抑えられるため、非常に代謝的ストレスが大きい。圧力のかけ方により大きな怪我にもつながるので、注意が必要。
カゼインプロテイン
牛乳のタンパク質のうち、約80%を占める(その他の約20%はホエイである)。「凝固する」性質をもち、チーズやヨーグルトの作成に活かされる。
ホエイプロテインが約2時間で吸収するのに対し、カゼインプロテインはその3~4倍の約7~8時間をかけてゆっくり吸収されるため、就寝前や間食・休息日の利用にむいている。
カタボリック
筋肉や脂肪組織で、細胞分解が高まっている状態のこと。「異化」ともいう。
⇔ アナボリック(同化)
カール(curl)
巻き上げる運動のこと。アームカール、レッグカールなど。
拮抗筋(きっこうきん)
ある筋肉に対し、その筋肉と相反する動きを自律的に行う筋肉のこと。例えば、人間が腕を曲げる時は二頭筋を収縮させて三頭筋を弛緩させる。上腕二頭筋に対して上腕三頭筋、大腿四頭筋に対して大腿二頭筋、など。
拮抗(きっこう)…勢力などがほぼ同等のもの同士が、互いに張り合って優劣のないこと。
基礎代謝
生きるため(横になって動かない状態)において最低限必要なエネルギー量のこと。基礎代謝を上げる事により、太りにくく痩せやすい体になる。
筋線維
筋肉を構成する細胞のことで、細長い繊維状をしている。
繊維状をしているが、筋線維である。
繊維(せんい)…細い糸状の物質。医学では、動物の体内に存在するものについては「線維」と書くことが多い。
筋肉痛
筋肉に微細な損傷がつき、炎症反応が進むことで起こる。トレーニング効果を見る目安とはなるが、筋肉の成長に必須なわけではない(=筋肉痛がこなくてもトレーニング効果は起こり得る)。
クエン酸
筋肉内のエネルギー合成を高めるサプリメント。柑橘類に多く含まれる。酸味がある。
乳酸を分解し、新陳代謝を助ける働きがあるため、疲労回復・筋肉痛防止を目的としても摂取されている。
グリセミック指数(GI値)
炭水化物を摂ったときの吸収の速さ、食品ごとの血糖値の上昇度合いをあらわし、摂取2時間までの血液中の糖濃度を計ったもの。
食品の炭水化物50gを摂取した際の血糖値上昇の度合いを、ブドウ糖(グルコース)を100とした場合の相対値で表す。吸収が早い(血糖値が急上昇する)とインスリンが出やすい。
グリセミック・インデックス(glycemic index)、GI値ともいう。
分類 | GI | 食品例 |
高GI | 70以上 | 果物、野菜、豆類、全粒穀物、ナッツ、フルクトース など |
中GI | 56~69 | 全粒粉製品、バスマティライス、サツマイモ、砂糖(スクロース) など |
低GI | 55以下 | ジャガイモ、スイカ, 白パン、白米、コーンフレーク、シリアル、 グルコース、マルトース など |
クレアチン
瞬発力、パワー、スピードが重視される短時間高強度の運動時のエネルギー源となる物質。サプリメントとして摂ることで、筋肉内のエネルギー量を増やすことが出来る。
糖質を摂取すると分泌される「インスリン」というホルモンがクレアチンを筋肉へ送り届ける役割をするため、糖分と一緒に摂ることが理想的である。
クレアチンはもともと人の体内に存在しており、大部分(約95%)は筋肉に、一部は脳に含まれている。体内総貯蔵量を増加することで、運動パフォーマンスの向上に寄与すると考えられている。
クレアチンは3種類のアミノ酸(アルギニン、グリシン、メチオニン)を元に、主に肝臓および腎臓内で合成されるが、体内で合成されるクレアチンは1日の必要量の半分程度であるため、不足分を食品もしくはサプリメントから摂取する必要がある。
グルコサミン&コンドロイチン
関節保護のサプリメント。軟骨の合成を助ける。
クールダウン
トレーニング終了時に行う運動。ストレッチなど。ウォームダウンともいう。
コンセントリック収縮
バーベルを上げる動作など、筋肉が短縮しながら力を発揮する収縮のこと。
コンパウンドセット法
1つの種目を3段階程度の重量設定を用いて連続で行ない、1セットとする方法。
マルチバウンテージ法(最大筋力の90%の筋トレを行った後に最大筋力の50%で筋トレを続けるという方法。インターバルはとらない)、ディセンディングセット法(最大筋力の90%セット→80%セット→70%セット→60%セット→50%セットと、使用重量を下げながら全てのセットをオールアウトする方法)など。
コンパウンド(compound)…複数の部分から構成される、合成された、化合した、複合の
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